キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

利益ってなんだろう?

人によっては、利益をあげることが会社の目的だという人がいますが、それはまちがいだと思います。それは、会社は世のために何かを成し遂げたいと思う人たちの集団であって、利益をあげることは成し遂げたい何かではないと思うからです。
 
では、利益とはなにか?
 

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前に、利益とは会社にとって空気みたいなものだと書きました。
 
人は空気がなくては生きていけません。だから、空気がないともがき苦しんで、空気のことばかり考えます。でも、空気のために生きる人はいません。空気がふつうにあれば、人は空気のことはわすれて、その人の夢ややりがいのために生きることができます。
 
会社は利益がなくては生きていけません。利益がなければ、もがき苦しんで利益のことばかり考えます。でも、利益が必要なだけあれば、会社はその会社が世の中のために成し遂げたいと思っていることに集中できます。
 
では、利益とは何からうまれるのか?
 
もちろん、世の中のために提供した価値から利益はうまれます。でも、同じようなことをしている会社はあるわけで、
 
お客様に選ばれなければ、利益はうまれません。
 
この間読んだ本に書いてあったことにすごく納得してしまいました。お客様が選ぶためには差が必要です。だから、
 
利益とは差から生まれる。
会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー)
 

 

歴史上、最初に差から利益を生み出したのは商人だそうです。
 
誰も知らない遠くの国まで、命の危険をおかして、その国でしか手にすることのできないモノを買って、自分の国で売る。そのモノは遠くの国ではふつうにあるものだから安い。でも、自分の国ではめずらしいものだから高い。商人はモノに対する価値の差に目をつけて、そこから利益をうみだしました。
 
次に差から利益を生み出したのは、資本家です。
 
産業革命によって機械による大量生産が可能となりました。人の生産力と機械の生産力は段違いの差です。地方の農民が安い労働力の担い手となり、大きな利益をうみだしました。
 
大規模な機械を買うにはたくさんのお金がいります。だから、いつしか会社はたくさんのお金がないとできないものだと思われるようになりました。規模が大きくなると、創業者の夢と情熱という会社の原点がわかりにくくなって、会社は株主のものだという考え方もうまれました。
 
でも、経済が発展して成熟してくると、大量生産されたものはいきわたってしまい、品物に差がなくなってきました。機械が差を生む時代の終わりです。
 
では、今、そしてこれから、何が差をうみだすのか?
 
それは人の知恵や個性。人の知恵で困りごとをみつけて解消する、あたらしい体験を提供する。個性をブランドとして確立させる。
 
これからは人そのものが差をうみだす源泉になる。
 
それは、レクサスのクルマを開発するエンジニアの方が語ったことと同じです。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt