キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

集団に自律的にうごく器官をつくる

集団が一人の人のように動けるように、まずすることは、人のからだの各器官のように、意識せずに動けて、異常がおきたら、わかる仕組みをつくること。
 
では、その仕組みはどうやってつくるのか?
 

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自律的にうごくしくみをつくるのに必要なのは、「標準」と「目で見る管理」と「訓練」の三つです。
 
「標準」とは付加価値をうみだすために決められたプロセス、納期、アウトプット(品質)です。
 
プロセス、納期、品質の基準がないと、何が異常かがわかりません。
 
何が異常かがわかるようになったら、その異常がすぐわかるようにしなければいけません。もっともすぐわかる状態は、見てわかる状態。
 
異常がすぐわかるようにすることが「目で見る管理」です。
 
そして、プロセスがきまると「訓練」で人をきたえることができます。
 
決められたプロセスを意識せずにできるようになるまでくりかえし訓練しなければいけません。
 
この3つがきちんとそろってはじめて、集団のなかに自律的に動く器官ができたことになります。
 
工場のケースではこんな感じです。
 
標準とは、作業手順、作業時間、標準手持ちの3つです。たとえば、決められた時間内に作業ができなければ異常です。
 
入社の頃、工場実習では、この標準を教えられて、くりかえしできるようになるまで訓練されました。でも、実習生なので、訓練不足で、時々作業が決められた時間でできないことがよくありました。
 
そういう時は、あんどんひもといわれるヒモをひきます。それが異常を知らせる合図。その合図を目で見て、すぐにサポートしてくれる人がとんできて、遅れを取り戻してくれます。まさに、自律神経です。
 
人の生活にあてはめると、
 
何時に起きて、歯をみがいて、といった決められた日課があります。忙しかったり、遊び過ぎて、日課を守れないと体調をくずします。体調は、顔色とか表情をみればわかります。そのことに気づいて熱をはかって37度以上あると病気だとわかる。わかったら、薬をのんだり、安静にしたり、手をうつことができます。
 
ただ、工場や人の生活の場合と違って、
 
企画の仕事や営業のような仕事となると、このやり方があてはまらないと感じる人もいるかもしれません。
 
たとえば、新しいことを企画するとなると、過去のプロセスはないわけですから、そこにプロセスはないとか。営業なら、お客様によって対応が異なることも多く、そこに決められたプロセスはないとか。
 
でも、前に書いたように、すべてのことはつくられています。
 
企画もつくられるものです。正しいプロセスや求められる品質はあります。営業では人の心と行動をつくります。人の心を動かすためのプロセスがあります。
 
まず正しいプロセスと求められる納期、アウトプットをはっきりさせないと、しっかりしたマネジメントも人材育成もできません。
 
スポーツで基本のファームがないと効率的なトレーニングかできないのと同じです。
 
決めたら訓練。当たり前にできるようになるまで繰り返す。
 
そうやって、できることがふえていくことが成長です。それは子供の成長と同じだと思います。
 
と、こんなふうに書いている自分ですが、自分が組織やチームのリーダーとして、今までこうした自律神経づくりができてきたかというと、なかなかやりきれてなかったというのが正直なところです。ついつい日常に流されるままになってしまうことも少なくなかったと思います。
 
でも、標準と目で見る管理と訓練は、ほんとうに強いチームをつくるために逃げてはいけない土台だと今は思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt