キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

会社の組織を人の器官みたいに一つにつなげる

自律的に動ける器官ができたら、人のからだのようにその器官をつなげ、一つの大きなプロセスをつくらなければ、集団として求められる成果をあげることはできません。
 
目や鼻をつかって食べるかどうか判断する。口で食べ物を唾液と一緒にかんでペースト状にする。食道はそれを胃へとはこぶ。胃は胃酸と酵素で食べたものを分解し液体状にして送りだす。待ち構えたすい臓が消化酵素をだす。腸が栄養をすいとり、残りかすを直腸が排出する。
 
人はこんなふうに生きるために各器官が役割を果たし、そのアウトプットを次の器官におくりながら、一人の人として生きています。
 
会社という集団も各組織が人の器官のように動き、つながって企業活動を行えるようにしなければいけません。
 

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会社の組織をつなげるポイントは3つ。
 
ひとつめは、それぞれの工程にかかる時間を考慮してうまく同期できるようにすること。
 
たとえば、人の体であれば、一番時間のかかる消化吸収の器官、小腸は胃から流れてくる食べ物がつまらないようにとても長くなっています。
 
会社の組織や設備も流れがスムーズになるように人の数など大きさを調節する必要があります。
 
ふたつめは、自分の役割を完全に果たして、次の工程にわたすこと。
 
完全にはたすということは、
 
決められたとおりに仕事をして、決められた品質、良品条件を満たしたアウトプットを次にわたすということです。
 
これをトヨタでは自工程完結とよんでいます。
 
ところが、この良品条件を明確に決めるというのが、モノをつくる仕事以外ではむずかしい。
 
昔、自工程完結を展開している部署の人に、考え方はわかるが、全ての仕事で良品条件を明確に決めることはむずかしい。特に新しい仕事やどういう議論になるかわからない会議の良品条件といっても具体的には決められないのではないかと言ったら、それができなかったら、きちんとした自工程完結はできないと言われてしまいました。
 
その時は納得いかなかったのですが、今は納得しています。むずかしくてもそれが曖昧ではきちんと工程をつなぐことはできません。
 
3つ目は、良品条件に合わないアウトプットを次の工程にわたさないこと。その時は仕事、プロセスがとまる仕組みにすることです。
 
このことをトヨタでは自働化といいます。
 
元々は豊田佐吉翁が自動織機の糸が切れたら自動的に機械がとまって、不良品をたくさんつくってしまうのを防ぐ仕組みをつくりました。そのことを自働化とよびました。
 
人間も口でものを噛んで、おかしな味がしたら吐きだして、食べるのを止め、飲み込んでお腹をこわすのを避けますが、これと同じです。
 
この考え方はジャストインタイムと並ぶトヨタ生産方式の二本柱のうちの一つで、トヨタの生産ラインは一つの工程で不良が出たら、とまるようになっています。
 
これもオフィスワークではなかなかむずかしい。プロセスは見えない。モノがない。でも、同じようにできなければ効率の良い仕事にはならないし、改善もできません。
 
自分もなかなかできていませんが、少しでもできるよう心がけています。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt