話が少しそれました。会社についての続きです。
創業者の世のために何かを成し遂げたいという志に人が集まって、集まった人がチームとして人の器官のように役割を果たすようになる。そして、その器官がつながり、神経ができて、大脳の役割のチームができて、会社はようやく人のからだのようなひとつの集団になります。
でも、人のからだができただけでは、まだ死体と同じです。
そこに命が宿らなければ、会社は一人の人のように生きることはできません。
生きるということは変わるということです。変わるのがとまったとき、人は死にます。
人は変わるために息をして食べる。
利益は会社にとっての空気です。
食べ物は人のからだをつくるもの。だから、人を食べると言うとなんだか進撃の巨人みたいですが、会社にとっては人です。
人を採用して、その人が会社の細胞となり、ある年齢をとると会社をやめていく。そして、また新しい人が仲間になる。その繰り返しです。
だから、採用はとても大事です。
スティーブ・ジョブズもジェフ・べソスも採用には大変な手間と労力をかけているそうです。
すでに採用については、就活の視点で書きました。一番大事なことはその会社の価値観や働き方にあった人をとることだと思います。
あわない人をとると、臓器移植で移植した臓器があわないと大変なことになるのと同じです。
その次に大事なことは、これからやることに必要な知識やスキルが、能力があるかどうか?
そして、
採用したら、人が細胞を各器官に配置するように、適材適所で採用した人を配置する。そして、一人ひとりにいい仕事をあたえて役割を果たしてもらう。
そうすれば必ず何かが生まれます。マイルスデイビスの音楽のように。
そして、その生まれたものが、世のため、人のための役に立ち、人や社会から存在がみとめられる。
その流れのなかで、役割を果たせなくなった人や、ある年齢をむかえた人、自ら会社をやめる人たちが会社から去っていく。そうやって、会社の新陳代謝が行われる。
会社が人のように生きるって、そういうことなんだろうと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt