笑顔をつくるための力の二つめ、それは夢見る力です。
問題解決のスタートはあるべき姿を描くこと。
あるべき姿を描くことは、夢を描くことです。
だから、いくら問題解決の力を身につけても、夢を描くことができなければ何も始まりません。
では、夢を描くために必要なこととは何か?
まずは、世の中はすべてまぼろしで、自分の好きな夢を描けばいいんだと思うこと。
今の世の中において、なにが正しいのかを考えすぎると、夢を描くことはできません。
どんなことにも決められた正しいことがあると思うと、何かを描くのではなく、何が正しいかを調べようと思ってしまうからです。
今まで何度か書いてきましたが、時代によって、正しいことは変わっていきます。
自分が小学生の頃は、ジョンウェインというハンサムで男らしい白人が悪者のインディアンをやっつける西部劇映画を喜んで見ていました。
今では、あれはアメリカによる先住民の大量虐殺だったことは明らかで、もう昔のような西部劇がつくられることはないし、西部劇をおもしろいと思って見ることもなくなりました。
これからも正しいことは移り変わっていくでしょう。
自ら、正しいと思うことを信じて、自分が実現したいと思う未来を自ら描く必要があります。
次は、反対のことに聞こえるかもしれませんが、ゼロから描こうとしないこと。
自分の欲望とは他人の欲望である。
まったくのゼロから欲望を持つ、夢を描くということは不可能に近い。
いろんなことに好奇心を持って、見たり聞いたり、会ったり、やったりすることです。
そこでワクワクしたことをもっとワクワクするように、そのときの自分や世の中を妄想してみる。憧れの人みたいになりたいと本気で思ってみる。
それが自分の夢の種になります。
最後に、いったん決めたら、信じ続けること。目指し続けること。
マトリックスのネオのように、自分に選んだことに責任を持って、それを信じ、貫くこと。
そうすれば、妄想は夢にかわり、自分の夢はたくさんの仲間がいっしょにめざす夢になる。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt