素直の次に大事なことは?と聞かれたら、「約束を守る」「うそをつかない」ことと答えます。
逆に約束をやぶった瞬間、浦島太郎が約束をやぶって玉手箱をあけた瞬間、おじいさんになってしまったように、今まで信じていたことが崩れ去って、実はまぼろしであることが一瞬にしてハッキリしてしまいます。
だから、約束を守ることはほんとうに大事です。
約束には色々あります。積極的にした約束だけではなく、消極的にした約束も約束です。
契約とか、待合せの約束とか、指切りとか、お互い約束だと確認した約束は積極的な約束です。
仕事の場合であれば、ミーティングや会議で議論して何かを決めた時、その決定は、仮にある人が心の中では反対していても約束、消極的な約束です。
会議の後であの結論はじつは反対だと言って、決まったことをちゃんとやらない人や、後から決定を変えようとする人がいますが、それは約束をやぶったことと同じです。
約束をやぶることは、うそをつくことでもあります。
うそもまた、いろいろあります。
糸井重里さんは、たとえば何かを食べた時、究極の味だとか、信じられないとか、とてもオーバーな言葉を使ったら、それもうそじゃないか?本当にそんなにすごいのか疑って、正しい言葉を使うべきだといいます。
美辞麗句は、仕事でも使うことがありますが、それは糸井重里さんが見ればらうそだということになります。
キンコンの西野さんは、その著書のなかで、うそをつかないことがいかに大事かを書いています。そのなかで、自分はうそをつかないために、グルメレポーターの仕事を断ったと書かれています。グルメレポートでは美味しくないものでも、おいしいとコメントしなければならないからだそうです。
現代はうそにとてもきびしい時代でもあります。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt