法則その4「許しと感謝は幸せを約束する」
なぜ、幸せになるために許しと感謝が大事なのか?
それは、存在承認はすぐに崩れるからです。どうやって崩れるのか?
たとえば、自分の何かを取られた時、損させたれた時、プライドを傷つけられた時、腹が立った時。
自分の存在する価値をおびやかされたとき、自分の存在承認が崩れていきます。
では、それをどうやったら防げるのか?許すことです。
許すことによって、腹がたつのがおさまる。自分の存在はおびやかされていないという落ち着きを取り戻すことができます。
許すために必要なことは相手に聞くことです。
相手がそんなことをするのには、何か理由があるものです。相手が腹のたつことを自分が気づかずにしていたこともある。そのことを言えずに、腹のたつことのお返しして、そのことに気づいてもらおうとしているのかもしれません。逆恨みのこともあるでしょう。本当に悪い奴の場合もあるかもしれません。
どんな理由でも、理由がわかれば、許すことができます。
許すことで承認が崩れることを止めることはできますが、一度崩れたものをもとに戻すにはそれでは足りません。
崩れたものをもどすには感謝することです。
感謝にもレベルがあります。
何かをしてもらった時に「ありがとう」と感謝する。
あって当然と思っていることに感謝する。
そして、自分に降りかかる困難や災難、課題にさえ感謝する。
困難や災難、課題にさえ感謝できるようになることです。
そうすれば、どんなことにも感謝することができます。日々是好日です。
先生は、中国の荘子の言葉、「けいこ春秋を識らず」という言葉を教えてくれました。
けいことは夏の蝉です。夏の蝉は春と秋は知らない。では、夏は
知っているのか?夏も知りません。なぜなら、夏のことしか知らない蝉は自分が生きている夏が他の季節とは違う夏であることはわからないからです。
困難や災難、つらいこと、不幸を知らなければ、楽しいこと、幸せのことを知ることはできません。そう思えば、困難や災難、課題にさえ感謝する気持ちが生まれます。
何より、困難や災難を乗り越えた時、人や社会は成長することができる。
講演は、最後の法則その5「課題に向き合い続けることで成長が約束され人生は光り輝く」へと続きます。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt