キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

未来に学ぶ本

人は歴史に学びます。と同時に、未来からも学ぶことができます。
 

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今起きていることが進んだらどんな未来が来るのか?それを生々しく描くことで今に潜む危機が際だち、気づくことができます。そして、考える。そんなSF小説が好きで、よく読みました。今日はそんな本です。
 
 
カートヴォネガットは、ショートショートをつなげで長編小説を書くというスタイルを築いたアメリカのSF作家です。ブラックユーモアも織り交ぜながら文明が進んだ世界への警鐘を鳴らします。初期の村上春樹さんの小説はかなりカートヴォネガットの影響を受けていたと思います。このブログの締めくくりの言葉はこの小説に書かれた言葉からとりました。
2. カートヴォネガットJr「猫のゆりかご」
 
最初に読んだカートヴァネガットの本です、原爆を開発した天才科学者が普通の温度で水が凍ってしまう粒子を開発します。そこにボコノン教という新興宗教が拡がる独裁国家の島でいろんな事件が起こって最後はその粒子で間違って海が凍ってしまう話です。
 
ボコノン教というのが強烈で、その福音書であるボコノンの書は「わたしがこれから語ろうとするさまざまな真実の事柄は、みんなまっ赤な嘘である」という文章で始まります。そのほかにも「歴史だ。読んで泣け」とか、ユーモアを感じる軽妙な語り口の中に、不思議な言葉が散りばめられていて、おもしろく、かつ考えさせられる本です。
 
 
映画「ブレードランナー」の原作です。「ブレードランナー」の他に、アーノルドシュワルツェネッガーが主演した「トータル・リコール」も有名です。
 
環境が破壊され、ほとんどの生物が絶滅し、みんなが機械でできたペットを大切に飼う世界。火星から街に紛れ込んだ人間と見分けがつかない8体のアンドロイドを賞金稼ぎがやっつけていきます。その中で、主人公が「人間ととは何か?」「人間と人工知能との違いは?」に悩み、答えを見つける話です。
 
人とアンドロイドの違いは感情移入ができるかどうか。人は人や動物、あるいはモノに対してすら、感情を移入することができる。
 
有名なSFファンタジー作家です。未来を詩のように描きながら、文明で失われていく大切なものを気づかせてくれます。
 
火星年代記は火星に移住しようと火星への探検を繰り返す人間と火星人との叙事詩。火星人は高度文明を築きながらも、独自の価値観で平和に暮らしています。地球からやってきた人間が自らの価値観を押しつけ、征服しようとしていることに気づき、その探検隊を独自のやり方でやっつけます。繰り返される火星探検隊。火星はどうなっていくのか?
 
美しい文章、描かれる世界にひきつけられながら、文明が進んでいく中でどんな世界、生き方をしていくのかを考えさせられる本です。

 

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

どの小説も何回も、英語でも読みました。特にレイブラッドベリはとても綺麗な英語なので、原書で頑張って読むこともオススメです。今はキンドルで読めば、わからない単語を押さえると訳が出るので、原書をずいぶん読みやすくなりました。英語の勉強にもオススメです。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt