キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

空気のチカラ

緊急事態宣言の延長が決まりました。新型コロナ感染をくい止めるために仕方がないことだと思います。
 
また、連日、命を救うために働かれている行政や専門家、医療従事者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
 
クラスター対策班を取材したNHKスペシャルはとても感動しました。
 
ただ、今回の延長の決まり方がとても日本的で、誰が決めたというよりも空気が決めたようにも感じます。
 

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それは今回の決定が一貫したデータによる判断が弱いと感じるからです。
 
緊急事態宣言が出たとき、最も重要なデータは実効再生産数でした。この数値が1を超えるとオーバーシュートする。1を下回ると収束していく。だから、当時、感染者数が309人、東京、大阪、神奈川、千葉に次いで多かった愛知は対象から外れ、250人の福岡は対象となりました。ずいぶん違和感を感じましたが、5月3日の福岡の感染者数は647人、492人の愛知を大幅に上回っています。データは正しかったわけです。
 
ところが、今回、その実効再生産数は緊急事態宣言発出の翌日の4月10日時点で0.7、東京では0.5になっているにも関わらず、宣言は継続。10日以降それまで以上の自粛を続けている現在、その数値はさらに下がっていると思われます。
 
くわえて驚いたのですが、この数値が2週間前の実績しかわからない。そして、この緊急事態宣言の実行責任を負わされている都道府県の知事にはわからないそうです。
 
PCR検査数が少ないので、データがあてにならないから判断に使うには慎重にならないといけないという専門家もいます。確かに、PCR検査数が増えなければ、感染者数はこれ以上増えません。
 
でもそう言いながら、接触8割減の根拠はデータに基づいたシミュレーションです。
 
また、データに関していえば、感染学の専門家のデータしかほとんど話題になりませんが、失業率が1%上がると2000人の自殺者が出ると言われています。会社がつぶれることは本当につらい。
感染拡大防止を絶対視して、それ以外はいけないことという認識に日本中がなりつつあるように感じます。もしそういう
 
空気が大きな力を持ってしまってるとすれば、それは怖いことです。
 
空気が決めることになると、当時の状況では仕方ないとなって、個人の決断の責任はなくなります。そして誰も反対できないまま、空気が定めた方向へと邁進していってしまう。それは時として過去の日本のような大きな悲劇を生みます。
 
今が正念場。国民の一人として、きちんと自粛生活を送って、1日も早くもとの生活に戻れるようにやらなければいけないことはしなければいけません。
 
今、パチンコ屋さんに行く人は無責任な人だと思います。
 
ただ、空気のチカラに負けず、きちんとしたデータに基づいて、感染だけでなく起こること全てについて影響を把握したうえで、最終的に55対45の決断をする。
 
 
そして、決まったことはみんなが納得して受け入れて、達成すべき未来に向けて頑張る。もし、思ったとおりにいかなかったら、すぐ軌道修正をする。
 
今回、新たに医療崩壊を招かないために、人工呼吸器のキャパシティ、新規感染者が退院する人を下回るという重要指標が示されました。
 
新型コロナの感染状況については各都道府県がその状況を公表しており、それを一覧できるサイトがあります。
 
 
これをみると、都道府県別の状況はまちまち、公表されている内容もマチマチ。新規感染者数が退院数を下回っているかどうか大阪はわかりますが、他の都道府県はわかりません。ちなみに、大阪は昨日すでに新規感染者数は退院数を下回っています。
 
この指標の改善に向けて、みんなが努力する、その結果を確認する、そしてやるべきことを考えて前に進む、そういう繰り返しをかさねて、一つのチームとして信用しあい、信用を失うような行動をとらずに頑張りつづける。
 
そんな風に今の危機を乗り越えるための毎日をおくりたいなと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt