キムライフ・キムライブ

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これからの新型コロナ対策を問題解決で考えてみる

これまでの対策を問題解決で考えてみたので、これからの対策も考えてみようと思います。
 

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PCR検査数が足らないことが大きく取り上げられるようになりました。
 
韓国がPCR検査を徹底的に行い、陽性者を特定、フォローすることで感染を食い止め、ついに外出自粛を解除、元どおりとまではいかないまでも、通常に近い生活を送りだしたことが背景にあると思います。
 
そして、PCR検査を増やすことが、重要な対策の一つのような空気ができあがりつつあります。厚生省は検査基準だった37.5度以上の熱が4日以上続くという基準の見直しをはじめました。(ちなみにPCR検査数が少ないのは目詰まりのせいなので、問題解決で考えれば、この打ち手はまったく効果がないと思われます)。
 
しかし、韓国のようなPCR検査をするには、韓国がやっているような徴兵制の免除される公衆保険医という仕組み、検査を大量に自動で行う設備、そして、充分な重症者治療体制が必要だそうです。
 
そうした体制がないままPCR検査をすれば、欧州のような医療崩壊を招きかねない。
 
そもそも、日本のクラスター対策は、現状のPCR検査やICU数の能力を前提として、日本ができる最善の感染防止策として行われてきました。
 
NHKスペシャルで、どうやったら感染拡大が防げるのか頭を悩ましていた押谷教授や西浦教授がこのクラスターを発見して、これで日本を救えるかもしれないと思ったと語っておられました。
 
今から韓国のような体制を整えてPCR検査数を増やすことは実質不可能でしょう。
(二次感染拡大や新たな感染拡大に備えては手を打たないといけないと思いますが)
 
で、あれば日本の医療・検査体制の充実ははかりつつも、これまでとってきたクラスター対策を徹底するしか道はないように思います。
 
クラスター対策も韓国のK防疫も、やろうとしていることは同じ。陽性者を特定し、陽性者からの感染をストップさせること。
 
目指すべき姿は
 
医療崩壊を防ぎながら陽性者の特定と行動フォローを徹底し、治療薬ができるまで、それ以外の人たちは感染に注意しながら通常に近い生活を送ること。
 
今の問題は陽性者が特定できていないことです。
 
陽性者はどこにいるのかを特定する必要があります。問題解決のステップ2です。
 
韓国のように大量に検査してしらみつぶしに陽性者を特定できない以上、
 
体制が整わないままPCR検査を増やして混乱を招くよりも、
 
とにかく感染者を減らして、クラスターを100%特定することで陽性者を特定するしかありません。
 
なので目標は、感染経路不明の感染者を限りなくゼロにすることと、医療体制の逼迫状況を緩和すること。大阪モデルです。
 
対策は、目標が達成されるまで、とにかく自粛をする。それがクリアされたら、陽性者の行動をきちんとフォローしつつ、それ以外の人は感染に注意しながら通常に近い生活送るまで緩和を行う。
 
そして、対策の実施状況を常に評価し、必要であれば新たな対策を打つ。
 
実際、第一波だった中国武漢からの感染はこのやり方でくい止めました。ところが想定外の欧米からの第二波が知らないうちに拡がってしまい、感染経路不明の感染者が大量に出てしまい、クラスター対策はうまくいかなかったように思われてしまいました。
 
おそらく、今書いたことはクラスター対策班の方々が思っていることだと思います。
 
ところが、そういう説明をしっかりとされない。西浦教授はまったくテレビに出てこなくなってしまいました。それは、いろんな空気が出来上がってしまい、
 
クラスター対策班の方々が思っていることをストレートに言えなくなっているのではないか。
 
「空気の研究」を書いた山本七平さんは、二度と太平洋戦争と同じ過ちを犯さないために必要なこととして、こう言われています。
 
一知半解は知らざるに劣る
 
今は、素人がいろんな情報に反応してああだこうだと言うより、専門家の方々が考える方策をきちんと理解して素直に受け止める姿勢が大事な気がします。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt