キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

見える化のチカラ、大切さ、むずかしさ

大阪モデルが7日連続で達成されて、通天閣、梅田の大ぴちょんくん太陽の塔が緑色に光りました。
 
家の近くに大ぴちょんくんがあるので、夜の散歩がてら見に行きました。緑色のぴちょんくんを見たら、なんだかとてもうれしい気持ちになりました。
 

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見える化のチカラってすごいなと思います。と同時に、とてもむずかしいことです。
 
なぜなら、見える化というのは、目で見えないものを見えるようにすることだからです。
 
目で見えないこと、ものはたくさんあります。
 
例えば、工場が正常に動いているかどうか?は見えません。
 
トヨタでは、管理の第一歩は目で見えるようにすることだと教えられました。目で見る管理です。トヨタの工場に行くとアンドンという表示板があって、その表示を見ると異常があるかどうかが一目でわかるようになっています。
 
ものの原価も見えません。
 
原価はわかるだろう?と思うかもしれませんが、ものの原価は見えそうで見えません。レストランの食事の原価も、原価は材料費だと思うかもしれませんが、材料費だけではありません。つくるときの光熱費、人件費、料理設備の減価償却費、レストランの宣伝費、いろんなコストがあります。すると、1200円のハンバーグ定食の原価は一体いくらなのか?簡単には見えません。
 
見えるようにするには、何を見るのかを決めて測らないといけません。そして、測った数値の何が正常で何が異常なのかを決めないと見えるようにはなりません。
 
今回大阪モデルでは、見る数値を三つ明確に決めて、その異常値を決めました。だから、明確に光の色を示すことができます。
 
一方、国の緊急事態宣言の基準は数値は一つだけで、何を測るのかが不明確で、最後は総合的に判断するとなっています。すると、次の判断が出る21日まで見えるようにすることはできません。
 
測る技術がない場合は、技術を開発することも必要になります。
 
医療の世界では、MRICTスキャン、レントゲンと新しい技術でたくさん測れるようになって、健康かどうかが見えるようになったし、なおすこともできるようになりました。逆に、筋肉の状態を測る技術はないそうで、中国の整体師の先生は、指で筋肉の状態が測れるから、西洋医学ではなおせないことが治せるんだとおっしゃっていました。
昨日、デジタル+リアルの話を書きましたが、デジタルも見える化の一つだと思います。ネット技術やウェアラブル技術で今まで測れてなかった大量のデータが測れるようになりました。それを分析するAI技術も進歩しています。
 
人の気持ちは目で見えないものですが、デジタルの技術で気持ちも見える時代が近づいています。
 
データの見えざる手という本があります。
 
ウェアラブル機器を身につけておけば、人のうれしさの見える化ができるとその本には書いてあります。なぜ、測れるのか?人は楽しい時は手をすごく動かすそうです。すると、人の手がどれだけ動いているかを測れば、人のうれしいという気持ちを測ることができるといいます。
 
デジタルを土台にリアルな仕事をするというのは、ビックデータから今まで見えなかったものを見えるようにする。見えた事実からリアルを考える、リアルに動く。そういうことだと思います。
 
すべては見える化から始まる。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt