最近、またワンピースのアニメをテレビで見ています。
漫画では読んでいたのですが、アニメはなんとなく見なくなっていました。
ブログを始めてイラストを書くようになりましたが、息子が絵とデジタルイラストを描くのがうまくて、時々教えてもらっています。その息子とこの間話していて、最近のワンピースのアニメは絵がしっかり描かれているよと教えてくれたのがキッカケです。
見てみたら、確かにキャラクターの描かれ方、影の入れ方、光の当たり方がとても綺麗でていねい。背景の景色の絵もとてもていねいに描かれています。
それで思ったことは、昔だったら気づかなかったなぁってこと。
自分がイラストを描くようになって、描き方を学んで練習していくうちに、アニメの絵がどれだけていねいに描かれているかがわかるようになっていたんです。
イラストを繰り返し描いているうちに、自分の中に標準ができたんだなと思います。
トヨタの工場の改善マンは、工場から聞こえてくる音でその工場がいい工場かどうかがわかるそうです。
クルマの工場では、ボルトを締めつけるためにインパクトレンチという機械を使います。このインパクトレンチ、ボルトがキチンと閉まるとカンカンカンと乾いた軽い音がしますが、強く締めすぎるとギーギーギーってきつい音がします。その標準となる音を知っていると、工場の音を聞くだけでその工場がどれくらいボルトを締めるという基本作業をしっかりできているかがわかるというわけです。
昔、10000回のタックルの話を書きました。
10000回タックルすると、見える世界が変わるそうです。
10000回もタックルをすると、正しいタックルしようと考えなくてもできるようになります。タックルを息をするみたいに無意識でできるようになる。すると、正しくないことは考えていなくても気づくことができます。そして、そのことを考えなくてよくなると、相手の息づかいとか、いろんなことを意識ができるようになる。それが、見える世界が変わるわけです。
英語も何百回と音読を繰り返していくうちに、ある日突然、英語が日本語と同じように理解できる瞬間が来ます。
繰り返しがベースをつくる。
ベースが気づきを生む。
そして、気づきは成長を生む。
繰り返しって大事です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt