キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

手続き大国、日本

新型コロナ感染対策で明らかになったことの一つに役所の手続きの煩雑さがあります。
 
僕も特別給付金のオンライン申請はスムーズにできましたが、いつお金が振り込まれるのかはまだわかりません。
 

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お役所に限らず、日本は申請にたくさんの書類が必要な国です。一方、欧米の手続きはとても簡単です。
 
銀行もその一つ。
 
昔、ヨーロッパに住んでいた時驚いたことの一つに、ヨーロッパの銀行の支店の小ささがあります。支店といっても日本の小さな郵便局よりも小さくて、銀行員の人が数名しかいないのです。
 
会社から銀行に振り込み依頼するのもとても簡単。定型のフォーマットなんてありません。メールで振込先と金額とサインを送ればOKです。
 
自動車保険の事故の申請が簡単なのにはもっと驚きました。
 
一度事故をしたことがあります。高速道路で時速180kmで走ってきたベンツのクーペに追突されました。幸い、角をかするようにぶつかったので身体は大丈夫でしたが、車はかなり破損しました。その時の申請が超カンタン。
 
車を止めたら、相手が車から降りてきました。僕が「警察を呼ぶか?」と聞くと「呼ばなくていい。ダッシュボードの中に示談書の記入用紙があるか?」と聞いてきました。あると答えると、近くに自分の家があるからそこで一緒に書こうというので行きました。
 
お互い示談書の記入用紙に事故の状況を記入し、お互いがサインをして、その紙を保険会社にfaxしたら終わり。
 
本当にこれがいいのかと半信半疑でしたが、faxを送ったその日に保険会社から電話がかかってきて、本当にそれで終わりでした。
 
一方、ヨーロッパから日本に帰ってきたとき、銀行に住所変更や海外からの送金などの手続きに、6種類ほどの定型フォーマットに記入させられました。
 
しかもその一つ一つに氏名と住所を記入し、ハンコを押さないといけない。同じことを書くなら1枚でいいじゃないかとイライラしたことを覚えています。
 
レクサスの時は、海外出張が多く、特にアメリカには結構行きました。
 
アメリカに出張した時に驚いたことが、出国審査がなかったことです。
 
航空会社のカウンターでチェックインをして、何も考えず出発ゲートに進んでいたら、ゲートまで行けてしまったんです。「あれ?出国審査してないぞ」とちょっとひきかえしました。が、ここまで来れていることが不思議になって、ネットで調べて出国審査はないことを知りました。
 
確かにセキュリティを考えると、入国は厳しくしなければいけませんが、出国は出国さえしてくれればいいわけで、航空会社のチェックイン情報さえつかめば、出国審査はいらない。とても合理的で感心しました。
 
欧米にくらべて、どうして日本はこんなに手続きが面倒なのか?
 
先日書いたように日本は安心社会です。よそ者に対して「人を見たら泥棒と思え」「知らない人は何か悪いことをするかも」という意識がとても強い。だから、
 
そ者かどうかを判断するチェックにはとても大きな労力が必要になる。大変なチェックをすることで、入りにくくする。それが理由の一つなのかなと思います。
 
でも、これからは先が読めない時代、新しいことをいろいろ試さなければいけない時代です。
 
新しい挑戦には、よそ者の力、多様性はとても大切です。
 
思えば日本は、古くは中国や韓国から来た人たちの能力によって、文明を形作った国。明治維新でも欧米から多くを学びました。そして、今住む大阪はその玄関口。とても多様な人たちが活躍した場所。
 
これから日本はもう一度よそ者が来やすくて活躍しやすい国にならなければならない。
 
今、新型コロナ感染が拡大し、様々な問題があらわになったことが、これから多様性に寛容な社会に変わるきっかけになるといいなと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt