昔、共感力をつける研修で教えてもらった、ちょっとした知恵です。
共感するために一番必要なことは、聞くことです。相手のことを聞かないことには共感のしようがありません。
そして、相手のことを聞くには、まず相手に話してもらわないことには始まりません。
だから、
共感力でまず大切な力は相手に話させる力です。
相手に話させるために必要なことは、レスポンスです。
それは相づちだったり、笑ったり、うなづいたり。さんまちゃんと話している人は自然にとても楽しそうになりますが、さんまちゃんは話すのも上手ですが、相づちがめちゃくちゃ上手です。ひゃーっとか、はぁーとか、ほぉ〜ほんで?とか、そやな〜とか、ツッコミとか、いろんなパターンの相づちがあって、その相づちで相手が笑顔になって話したくなっていくのが、よくわかります。
その研修では「うんそうやさん」というのを教えてもらいました。
「うんうん」「うん、そう〜」「そうだね〜」「そうなの」とか「うん」と「そう」をうまく使うといいそうです。
相手に話してもらったら、今度は聞くこと。聞くために必要なことは、自分が話さないことです。
だから、
共感力で次に大切な力は自分が話したい気持ちをコントロールする力です。
僕は、これがかなり意識しないとできませんでした。相手の話が終わらないうちに、すぐ自分の意見を言いたくなって話してしまうからです。
特に、相手が何が言いたいのかが途中でわかってしまった時などは、その後だまって聞きつづけるのには我慢が必要になります。
そこで、ちょっとした知恵「6秒の沈黙」です。
話したくなったら、6秒間我慢して沈黙する。
すると、冷静になって、自分の言いたい気持ちをコントロールすることができるそうです。それで、どうしても言いたかったら言う。そうでなければ、引き続き聞く。その判断に6秒がちょうどいいんだそうです。
しかも、ただ6秒沈黙するのではなく、6文字の花の名前なんかを心の中で言う。
すると、いいたくなって、少し高ぶった気持ちをもっとクールダウンできます。
チユーリップとか、ハイビスカスとか、マーガレットとか、カーネーションとか。
実際やってみると、かなり効果を実感します。これを教えてもらってから、随分話すのを我慢できるようになりました。
そして、
共感力で大事な最後の力が、聞く力。そして、相手の気持ちを想像する力です。
これにはミラーリング、相手の仕草やポーズをまねしてみるのが効果的と言われています。
これも実際やってみると、なんとなくわかったような気持ちになって結構おすすめ。
共感力を鍛えるには「うんそうやさん」「6秒の沈黙」「ミラーリング」その行動の繰り返し。
どんな力も鍛える方法はちょっとした知恵と反復です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt