キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

前線を掌握せずして、戦いに戦う前から負けている。

前線を掌握せずして、戦いに戦う前から負けている。
 
昔、営業の実績報告会議で、役員の方が言われた言葉です。
 
新型コロナ対策で、アベノマスクがなかなか届かなかったり、特別定額給付金10万円の申請や支払いが進まなかったり、
 
政府が決めたことに現場の作業がついていけないことが続いています。
 

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それで、この言葉を思い出しました。
 
販売実績が目標にいかなかったことに対して、「景気が今ひとつですが、状況を引き続きよく見ながら、今後がんばって挽回したいと思います」のような、ありきたりの説明をした人に対して、何回かやりとりがあって、この言葉が出たわけです。
 
そのやりとりを聞いて、そのとおりだなと思うとともに、常に現場を掌握するというのはなかなか大変だと思ったのを覚えています。
 
その報告してた人も、毎日、一生懸命働いておられたことを知っていたからです。
 
何かが起きた時に現場はどうなっているのか?きちんと掌握するためには、日頃の積み重ね、準備が必要です。
 
毎日、実績をしっかりとみて、変化にすぐ気づけないといけない。
気づいたら何が起きているのか、現場に聞けないといけない。
聞いた時、現場の人が本当のことをちゃんと言ってくれないといけない。
ごまかしているかどうかを判断するために現場の仕事をよく知ってないといけない。
相手をよく知って、口調や話にできる間で相手の気持ちを察せないといけない。
そのために、日頃から相手とコミュニケーションをとっていないといけない。
報告のために聞くだけでなく、相手の悩みを聞いたり、必要な時は厳しく接することができないといけない。
 
前線、現場を掌握するためには、日頃から習慣のようにやっておかなければいけないことが山ほどあります。
 
一方、現場から離れた場所にもやることはたくさんある。
 
会議の報告の準備、将来に向けた新たな企画の検討、関連部署との調整、予算管理などなど。
 
そうした仕事をするだけでも、忙しく1日はすぎていく。
 
普通の会社でもそうなのだから、政府、ましては総理大臣ともなると、前線や現場を掌握するなんて、一体どうしたらいいのか?と思ってしまいます。
 
やりきるためには、人の身体みたいに必要な組織をちゃんと整えないといけません。
 
各組織の役割がはっきりしていて、その組織が勝手にやる普通のことと、判断をあおがなくてはいけないことがわかっていて、異常については正しい情報をあげる。あがった情報に対してどう動くのか、常に準備しておき、すぐに判断ができる。そうしたことをできることが必要なんだと思います。
 
でも、人の身体も鍛えるのを忘れて、年をとって衰えると、感じる力も動く力も衰える。
 
肉体の方が頭より早く衰えるので、頭でできると思っても身体がついていかなくて、お父さんは運動会で走ってこける。
 
それと、同じように組織もおとろえる。
 
リーダーが悪いように言われてますが、新型コロナのような事態を予想できた人は誰もいないわけで、おとろえたところに思ってもみないスケールのことが起きてしまったんではないかと思います。
 
ITなどの新しい技術もとりいれて、常に組織の実力をあげつづける、きたえつづけるそうした普段の努力が大事だなと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt