突然ですが、骨折の話です。自分は牛乳が好きで、カルシウムはしっかりとっているのですが、
なぜか骨折が多い。今まで3回も骨折しています。いずれもとてもどんくさい骨折です。
最初のどんくさい骨折は幼稚園。
そもそも幼稚園の時はとてもどんくさい男の子でした。運動会のかけっこの時、スタートのピストルの音にびっくりしてしまってスタートできず、ぶっちぎりのドベで、たった一人でグラウンドを走ったことは、今でも鮮明に覚えています。
そんな幼稚園時代、
はじめて自転車を買ってもらったころのことです。
ちっちゃな緑色の補助輪つきの自転車でした。とにかく乗りたくて仕方ありません。ある日の夜、父親がタバコを買いに行くというので、一緒に自転車に乗って行きたいとせがんで行くことになりました。
うれしくてルンルンで自転車を漕ぎました。
あんまり一生懸命漕ぎすぎて、前を向くのも忘れてしまって、ふと気がつくと、目の前に道路に駐車された車。急いで自転車のハンドルを握って止まったら、自転車はバランスを崩して真横に倒れ、その時、左肘をアスファルトに強く打ってしまいました。腕が痛くて動きません。
肘の骨が細かくくだけるという複雑骨折。
病院に行くと手術でも治らないと言われてどうなることかと思いましたが、一つの病院が治せる方法があると言ってくれました。
まだ子供なので骨も成長する。
くだけたカケラで二の腕と前腕の骨がくっつかないように、腕を思いっきり引っ張って、成長の過程でうまく二の腕の骨と肘のカケラがくっつけば治るという方法でした。
これが痛かった。
ベッドに仰向けに寝るのですが、骨折している左腕を思いっきり万力でひっぱられるんです。しかも、ひっぱっても徐々にゆるむので、1週間に1回万力でひっぱり直し。
もう痛いのなんの。あんまり嫌だったので、もしひっぱったら、おしっこをたれると泣き叫んだたお医者さんにだったらたれればいいと言われ、
ほんとうにおしっこをたれしてしまったことを覚えています。なんか生暖かったことまで覚えてます。
結局、1ヶ月半ほど入院して、無事なおりました。
腕が動いた時はうれしかった。ただし、肘の形が変わってしまって、左腕はかなり曲がってしまいました。
どんくさいって、実は一つのことにとらわれて、他のことが見えなくなることとも言えるなって、今思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt