キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

週刊問題解決講座 第1回 なぜ問題解決は必要なのか?

問題解決については、今まで何度も形を変えて書いてきました。なので、またかと思う人もいるかもしれませんが、一度テキストのようにきちんと書くことにしました。
 
理由は、社内教育で問題解決を教えようと思っていたのですが、新型コロナ感染のために集合研修が難しくなったので、オンラインでやることにしたからです。
 
毎週火曜日、問題解決の一般的な内容をこのブログで書いて、社内向けには、社内の仕事の事例を付け加えたり、オンラインで宿題を出しながら進めていく予定です。
 
第1回は、なぜ問題解決は必要なのか?
 

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ビジネスはもちろん、世の中も、人それぞれの人生も、問題だらけ。問題の連続です。
 
今、世の中の最大の問題は新型コロナ感染。米国では再び人種差別が大きな問題になっています。人の人生も、最初は、自分でうんこもできない、歩けない、話せない、一人の人として生きていくには問題だらけの状態で生まれてきます。
 
問題は、避けてとおれるような小さな問題から、とても自分だけでは解決できない大きな問題まで、さまざまです。
 
その一つ一つの問題に真摯に向き合って、乗り越えていくかどうかで、ビジネスが成功するか、世の中が良くなるか、幸せな人生になるかは決まります。
 
それは、世の中のお店や工場を見ると感じます。
 
例えば、自動車の整備工場。前にも書きましたが、どんな工場も始まったのは今から約70年前。同じ頃にスタートを切りながら、その頃とほとんど変わらない工場と大きく成長した工場があります。
 
それは、工場を始めて最初に出くわす問題、例えば、工場の中が散らかるという問題に対して、真摯に向き合ってきれいにする仕組みをつくったか、そのままにしてしまったか?売上が伸びて設備が足らなくなった時、投資をしたか?しなかったか?そんな問題に対する解決を積み重ねたかどうかで、差はできたんだと思います。
 
トヨタ自動車の歴史も、絶えざる改善、問題の連続から逃げずに常に解決し続けてきた歴史です。
 
問題解決はそんな連続する問題を解決するためのもっとも効率的、効果的な考え方、手順、心構えです。
 
また、問題には、そうした降りかかってくる発生型の問題と、自ら高い志や目標を掲げることによって自分で創り出す設定型の問題があります。
 
例えば、スケートの羽生選手。
 
羽生選手はソチオリンピックで金メダルをとった後のインタビューで自分の演技に納得はいかなかったと答えています。平昌オリンピックの後も今度は4回転アクセルに挑戦したいと答えていました。
 
我々からすれば、金メダルを取った演技は最高の演技で、なんの問題もないわけですが、羽生選手にとっては、まだ問題がある。
 
羽生選手が常に高い志、目標を持っているから、金メダルをとってもなお問題があるということになります。
 
例えば、イチローさん。
 
イチローさんも選手時代、最高の実績を上げ、誰の目にも完璧なスイングをしていたシーズンの後でさえ、次のシーズンに向けて、バッティングフォームの問題を見つけ改善し、引退するまでスイングを磨き続けられました。
 
昔、矢沢永吉さんの話を書きました。
 
キャロルで人気が出た時、テレビに出て人気者になることが目標だったメンバーと、ビートルズのようなビッグスターなると思っていた矢沢さんの間に距離ができてしまいました。ビッグスターをめざす矢沢さんにとっては人気が出た現状も問題だらけだったわけです。
 
そういう意味では、
 
問題解決は、未来に向けて思い描いた大きな夢を実現する考え方、手順、心構えでもあります。
 
右肩上がりで将来がある程度予測できる時代は、一生懸命頑張れば結果はついてきました。しかし、変化が激しく先行きがわからない今、未来は自ら切りひらくしかありません。切り拓くためには、実現しようとする未来と現場とのギャップ=問題を解決し続けるしかありません。
 
先行きがわからない今、問題解決の必要性、重要性が高まっていると思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt