キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

厳しかった人。許してくれた人。

昨日、自分史を聞いたことを書きました。そのなかで印象に残ったことをいくつか書きたいと思います。今日はひとつめ。
 
自分史を聞いていると、ほとんどの人がとても厳しくきたえられたことを語ります。
 

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ある人は運動部の監督のスパルタ教育、ある人は、会社の上司の厳しい指導、またある人はお客様人は厳しい一言。
 
そして、みんなつらかったと言いつつも、その人たちへの感謝を語ります。
 
昔の厳しい人は、あまりストレートにほめたりはしなかったものの、一緒に目指した目標を達成したときに喜びあったとか、頑張っている姿をいつもみていてくれていたとか、つらい時は一緒に悔しがってくれたとか、ただ厳しいだけでなく、暖かかったんだと思います。
 
自分も鍛えてくれた厳しい上司は怖かったですが、仕事がうまくいったときは涙を流して喜んでもくれました。今でも仲良くさせていただいています。
 
また、
 
許してくれた人の思い出を語る人もいました。
 
一生懸命がんばっても、目標を達成することができなかったとか、失敗をしてしまって、ほんとうに残念だったり、申し訳ないと思っているとき、普段、厳しい人が許してくれる。そうすると、その許しによって、その人の優しさやその人への感謝の気持ちがすごく深く心に刻まれる。
 
そうした思い出を語る人は、自分もそんな上司になりたいと言います。
 
自分にも、30代の頃、もうこれはクビだと思ってしまうような失敗をしたことがありました。
 
それは優秀店の表彰を検討する役員会議に提出した資料のミスでした。得点ランキング順に1位から順番にお店の名前と点数が書かれた表で、検討するのですが、自分が提出したデータは、得点順ではなく、北から順番に並んでいたのです。
 
会議をしている部署から突然電話がかかってきて、そのことを知りました。これはめちゃくちゃ怒られるぞと覚悟していました。
 
役員会議が終わって、部長が帰ってきました。僕はすぐに謝りに行ったのですが、部長はぜんぜん怒らず、なんとか会議はうまくいったよと言ってくれました。
 
大きなミスをしても、自分のその仕事への努力を知ってくれていて、僕が真っ青な顔をしていたのを見て、あえて怒ることをされなかったんだと思います。救われたと思ったと同時に、この人のためにがんばろうとか、そういう上司になりたいなと思いました。
 
最近は、怒られ慣れていない人が増えたので、怒るよりほめて伸ばすなんて言われますが、おころうと、ほめようと、許そうと、いずれにしても、相手への愛情をしっかり持つことが大事だなと思います。
 
子供を怒らない親はいません。それは子供に愛情を持っているからです。
 
ちゃんとほめようと思ったら、叱ることも必要です。
 
相手を思い、厳しく指導しながらも、相手の努力や気持ちはちゃんと考えて、許すときは許す。それは父親の厳格さと母親の寛容さと似ているなと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt