コロナ自粛が明けて、お店に人が戻り始めました。そんなお店をめぐるのも休日の楽しみ方のひとつ。まだ、明けて間もないだけに、流行っているお店でそうでないお店の差がはっきり出ているなと思います。では、
小売店の成績は何で決まるのか?
7割は立地。3割は店長で決まるそうです。
成績のいいお店の7割はどんな店長の良し悪しにかかわらず立地がいい。それに対して、立地が悪いのに成績のいいお店が3割ある。それは店長がいいお店なんだそうです。
いい店長というのは、その地域にあわせて的確な品揃えができ、お店のメンバーのモチベーションをつくる事ができる人だといいます。
ユニクロの柳井さんは
店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる
と言われています。
今大事なことは、現場、現物、現実を真剣に見すえて願望を交えず、顧客や市場を誰よりも熟知し、現実に負けず理想を持って革新的な方法で最速のスピードで誰よりも早く先に駆け抜けることだ
とも言われていて、とてもかっこいいフレーズだなと思いますが、そのために現場をあずかる店主が果たす役割は重大です。
もう一人、ブックオフ創業者で、俺のフレンチなど立食い高級料理の事業も成功された坂本さんの講演を聞いた事があります。
とてもおもしろい講演でした。
店をプロフィットセンターとして、経営者を育てる仕組みをつくりあげた
という話が特におもしろかった。
その仕組みの中で店長は経営を学ぶわけですが、坂本さんは
会社とは自分一人でできないことを皆でやること。みんながどれだけ力を出すかだ
そのためには、
・自分を知ってもらうこと。この人のためにと思ってもらうこと
・指示ではなく、ともに汗をかくこと
店長の汗がバイトにとって、ダイヤモンドに見えたとき、店が爆発する。
そのとき、バイトの人たちが時給以上に働き、それがお店の利益になるんだと語られました。
そして、逆に会社がダメになるときは、トップのいう事が嘘になるときだそうです。
当時はわかりませんでしたが、嘘とはいわゆる嘘ではなく、現場のことを知らないのに、現場のことを語る、決めることもまた嘘だという意味だったんだろうと今は思います。
いいお店に行くと、お店が生きている感じがします。生きているとは変化していること。展示されているもの、展示のされかたがいつ行っても変わっている、そして、そこに働く人たちがいきいきとして、挨拶がすがすがしく、テキパキと動いている。
そんなお店の裏には、現場の人たちが現場のことを真剣に見すえて、自分たちで判断して動ける仕組みと、その人たちがこの人のためにと思って働ける店長がいるんだと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt