キムライフ・キムライブ

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週刊問題解決講座 第3回 問題解決の実例③ 夢をかなえる

具体例をもうひとつ。
 
新型コロナ対策や病気を治す例は、標準、正常状態から悪くなった現状をもとに戻す例。
 
今日の例は、夢や高い志を持って、こうしたい、こうなりたいという姿を描き、現状とのギャップをつくりだして、現状を変え、夢をかなえていく例です。
 

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矢沢永吉さんの「成りあがり」という本があります。
 
広島の高校生だった矢沢永吉さんがビッグスターになる過程を糸井重里さんがインタビューで聞き、本になりました。その本は
 
「オレはだれもがBIGになれる”道”を持っていると信じている」
 
という言葉で始まります。この人生を問題解決で振り返ってみたいと思います。
 
STEP1 問題を明確化する:あるべき姿とギャップがある現状をあきらかにする。
 
何がほしいんだ、何が言いたいんだ、それをいつもはっきりさせたいんだ
 
と矢沢さんは言います。
 
矢沢永吉さんは、小さい頃から両親がなく、おばあちゃんに育てられました。お誕生日には卵かけご飯の卵が二つになるのがお祝いだったような貧しい家で育ちます。
 
中高とずいぶんぐれていた時、ビートルズに出会い、ビートルズみたいになりたいという夢をもちました。
 
ビートルズのようにヒット曲をとばし、大きなスタジアムをファンで満員にし熱狂させる。
 
そのとき、矢沢さんの問題がハッキリしたわけです。
 
STEP2 問題を層別し、問題点を特定する:問題をいろんな切り口で細かくみて、どこがわるいのか、どこで発生しているのか、問題点を特定する。
 
さて、この場合、現状とあるべき姿との差がとてつもなく大きい。なので、問題は山盛りになります。
 
それでも、やることは同じです。問題を細かくわけて一つ一つ取り組んでいくしかありません。
 
大きなスタジアムのファンにヒット曲を歌っている自分と広島の貧乏高校生。
 
そのギャップは、
 
大きなスタジアムのある場所。ヒット曲。一緒に演奏するバンド。ロックをシャウトする歌唱力。
 
矢沢さんはそうしたギャップの中で一つ一つつぶしていくことを決めます。
 
STEP3  目標を設定する:  見つけた問題点をなおすのに、どれくらいの時間がかかって、どれだけ治るのかを明らかにする。
 
つぶすと決めたら明確な目標をもちます。
 
歌をうまくなる。曲を作る。横浜へ行く。バンドを組む。人前で演奏する。バンドメンバーをいれかえて揃える。
 
STEP4 真因を明らかにする
STEP5対策を立案する
STEP6対策を実行する
 
目標に向けて、それを実現できない障害をはっきりつかみます。
 
歌唱力がないのは歌い方を知らないから。だから、本で独学して、発声方法を練習する。
 
横浜に行けないのはお金がないから。だから、バイトしてお金をためる。
 
バンドを組めないのは知り合いがいないから。だから、会う人にバンドできる人がいないかを聞きまくる。そして見つける。
 
矢沢さんは、たてた目標に向けて、障害を取り除くためにとにかく前に進み、切りひらいていきます。
 
STEP7成果を評価する
STEP8標準化する
 
そして、目標を達成したら、大きな目標に向けて、次なる目標を定めて、また計画を立てる。その繰り返しはスーパースターになるまで続きます。
 
矢沢さんの発言や行動には、いだいた夢、本当の目的を忘れずに、チャレンジと改善をし続ける、自分が頑張るしかないという強烈な当事者意識が貫かれています。
 
矢沢さんの実例では、
 
ステップ1あるべき姿をはっきりと持つこと、それを常に忘れずにチャレンジし続けることの大切さを痛感します。
 
キャロルというバンドで最初の成功をつかんだときも、次なる目標をめざす。ヒット曲を飛ばし、テレビに出て、コンサートホールをファンでいっぱいにしても、矢沢さんは、こんなもんじゃない。もっともっとという気持ちになる。一方、ジョニー大倉などのバンドメンバーは女の子にもモテるし、これでいいじゃないかという気持ちになる。
 
持っているあるべき姿の違いで、バンドは人気絶頂の時に解散することになります。
 
スーパースターと呼ぶには足りない。いつだって、オレにはやることがある。その気持ちを持ち続けた矢沢さんは、本当にスーパースターになり、これでいいと満足した他のメンバーはその後スターで居続けることができなくなりました。
 
最初にもった夢、目的を忘れずに、常にチャレンジし続ける。永遠に続く問題解決です。
 
必ず学べることはある
学んだことは次に人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt