キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

生と死が隣りあわせの街

大阪の街の歴史を勉強して、驚いたことの一つが、
 
街が生と死が隣りあわせにつくられている
 
ということです。
 

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生と死が隣りあわせというと、岡本太郎さんの「芸術は爆発だ」を思い出します。
 
生は死を感じることによって、イキイキと輝く。それを自分は表現したいと岡本太郎さんは言われていました。
 
大阪の街はとてもパワフルですが、パワフルな理由のひとつはそんなところにもあるのかもしれないなと思います。
 
今は食いだおれで有名な道頓堀ですが、少し前までは角座や朝日座など見せ物小屋が建ち並ぶ道でした。そして、見せ物小屋ができる前にあったものは処刑場です。江戸時代、人の処刑にはたくさんの人が集まったそうです。今では考えられませんが、処刑はその頃の人気のエンターテイメントだったそうです。明治時代になって、そうしたが行われなくなった後、その処刑場の近くに見せ物小屋ができました。
 
今、大阪で最もにぎわう梅田ですが、昔は湿地。梅田の語源は「埋めた」です。「埋めた」を当て字で「梅の田んぼ」そのセンス、いいなぁと思います。その梅田には梅田墓地という大きな墓地がありました。千日前も処刑場とともに大きな墓地がありました。戦後まもない頃まで飛田遊郭として有名だった飛田新地も中世までは大きな墓地だったそうです。
 
人が集まり、刹那に時を楽しむ場所は、昔、墓地のあった場所。
 
明日死ぬと思ったら、生きてる間、思いのまま心残りがない時間を過ごそうと人は思う。
 
そんなことを無意識に感じることができる場所に、人の楽しむ場所ができたのかもしれません。
 
だから、とてもパワフルで、ワイルドになる。
 
まさに岡本太郎さんが言われるように、爆発って感じです。
 
そんな場所に明治時代、パリのエッフェル塔を模した当時とすればとても高い塔、通天閣が建てられ、今、日本で一番高いビル、あべのハルカスがそびえたっています。その姿は何だか生の力の象徴のようにも感じられます。
 
そして、大阪万博では、岡本太郎さんの太陽の塔がつくられました。万博で建てられたものは今では遊園地も無くなってしまいましたが、太陽の塔は今も力強く立っています。まるで、岡本太郎さんが「大阪は爆発だ」と言っているみたいだなと思います。
 
大阪は生と死が隣りあわせの街。生き生きとした楽しい街です。
 
参考図書 
大阪アースダイバー

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古地図で歩く大阪 ザ・ベスト10

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  • 作者:本渡 章
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

必ず学べることはある
学んだことは次に人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt