幼稚園の頃の話です。
鼻くそをほじるのが癖でした。
もちろん、時々食べてました。
鼻くそはほじると当たり前ですが、なくなります。でも、あんまり癖になってしまい、どうしてもほじりたい。
それで、見つけた方法がありました。
戦闘機のプラモデルのミサイルの部品。ミサイルの先っちょ。赤くて小さな円錐形の部品がちょうど鼻の穴にピッタリ。
プラモデルの小さな部品を鼻にいれて、ほじってだす。これを繰り返して遊ぶわけです。これで、ずっと鼻くそをほじることができる。
というわけで、ずっと入れたり出したりを繰り返していました。
ところが、ある日、中にいれすぎて、奥に入ったまま取れなくなってしまいました。
そのうち、鼻血がでてきて、これが止まらない。もう大騒ぎです。
家の近くのお医者さんにあわてて行きました。お医者さんはピンセットを鼻の奥に突っ込んでミサイルの部品をとってくれました。なんだかとっても恥ずかしかったなぁ〜
自分は鼻がちょっと大きいのですが、それが中学生くらいまですごいコンプレックスでした。
鏡を見るたびに、自分の大きい鼻をみて、あのとき鼻くそをほじりすぎて、こんなに大きくなっちゃったんだって、ずっと後悔です。
高校に入った頃から、だんだん顔が大人っぽくなってきて、鼻が大きいだけでなくて、ちょっと高くなり始めて、ようやく鼻のコンプレックスはなくなりました。
今もなお、鼻が大きいのは遺伝なのか、あのとき鼻をほじり過ぎたからなのかは、謎です。
かならず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt