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もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

週刊問題解決講座 第4回 ステップ1問題を明確にする ①目的を考える

火曜からは週刊問題解決講座。今回から、各ステップを順に説明していきます。
 
まずはステップ1問題を明確にする。
 
問題とは、あるべき姿とギャップのある現状です。
 

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ですから、問題を明確にするためにまずやることはあるべき姿を明確にすることです。
 
では、あるべき姿はどうやったら明確にできるのか?
 
そのためにはまず、目的を明確にしなければいけません。
目的によってあるべき姿は決まるからです。
 

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例えば、目的が相撲で横綱になることなら、あるべき姿、体重は200㎏ですが、マラソンで勝つということなら体重は50㎏。あるべき姿、体形はまるで異なります。
 
目的を明確にするときに混乱するのが、目的と目標と手段の違いです。
 
まず、目的と目標のちがい。
 
たとえば、売上。売上をあげる目的はお客様を笑顔にすること、幸せにすること。売上目標は具体的な売上金額となります。ところが、営業スタッフは、営業活動の目的は売上目標を達成することだと思ってしまいがちです。が、売上目標は目標であって目的ではありません。目標は、目的地に向かうときの道しるべのようなものです。
 
次に、目的と手段のちがい。目的と手段をはき違えるという言葉があります。
 
今やっていることは手段なのに、手段を達成すること自体が目的になる。すると、その手段を達成してるのに目的を達成できないことになってしまうことがあるという意味です。
 
たとえば、売上をあげるために毎日一回お客様を訪ねるという場合、毎日一回お客様を訪ねるというのは、売上をあげるための手段です。なのに、毎日一回訪ねること自体が目的になってしまい、売上をあげる効果が少なくても、とにかく訪問を続けてしまう、
 
お相撲さんが強くなるために体重を増やす。体重を増やすことは手段ですが、体が小さい人が大きな人並みに体重を増やしても強くなれません。これも目的と手段のはき違えです。
 
では、目的と目標と手段を混乱しないためにはどうすればいいのか?
 
そのためには、
「何のために仕事をしているのか?」
「自分は部署の何に貢献しているのか?」
「部署は会社の何に貢献しているのか?」
「会社は世の中の何に貢献しているのか?」
これを繰り返し、さかのぼって考えることです。
 
なぜなら、自分の仕事は会社の目的を達成するための手段だからです。
 
会社の大きな目的を達成するために、組織があり、その組織にはそれぞれ役割があります。各々の組織にとっては役割を果たすことが目的ですが、その役割は会社の目的を達成するための手段です。
 
例えば、車の会社であれば、クルマを通じて豊かな社会をつくること。移動による人の幸せを量産することが会社の大きな目的になります。その目的を達成するために、車を開発する組織、部品を調達する組織、製造する組織、販売する組織、それらを支える管理部門といった様々な組織があります。
 
販売組織の役割は車を売ること。そこで働く人の仕事の目的は車を売ってお客様を笑顔にすること。売ることは人の幸せの量産という大きな目的からすれば手段です。だから、同じことでも上から見れば手段、自分から見たら目的ということになります。
 
大事なことは、自分の仕事の目的が、会社が世の中の役に立つことにどう貢献しているかを知ることです。
 
どうしてここまで目的をさかのぼって考えなければいけないのかと思う人もいるかもしれません。それには理由があります。
 
この続きは明日です。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt