トイレも生まれてからずいぶん変わりました。
生まれた頃、中学生になるくらいまでは、くみとり式の便所。いわゆるボットン便所。
下をのぞけば、たまったうんこが見えます。
小さい頃は自分の体が通るくらいの穴が空いてたので、ここに落ちたらどうしょう?っていつも恐々用をたしてました。
小学校の先生が、旭川がいかに寒いかを社会の授業で教えてくれたのですが、そのエピソードがトイレ。
ボットン便所のうんこが凍る。
すると、上からうんこが次から次へと凍っていくので、うんこが塔みたいになっていって、ある日しゃがむと、その先っちょがお尻にあたるんだそうです。
つめたっ!
そうなったら、トンカチでパキンと折ってからするんだと教えてくれました。
和式の水洗トイレがはじめておじいちゃんの家についたのは3年生の頃、その時は、泣いてしまいました。
ボットン便所にくらべて、自分のうんこがすぐそばにある分、めちゃくちゃくさくて、自分は何かの病気じゃないかとビックリして泣いちゃったんです。
そして、はじめての洋式トイレ。
洋式トイレがおじいちゃんの家か、親戚の家に入ったのが6年生の頃。初めて見た時はその形にビックリ。便器というか便座が和式と違って上にあるので、どうまたがったらいいかがさっぱりわかりませんでした。
それで、その時は、ちょうど夏で半ズボンだったので、和式トイレみたいにまたがろうと思って、逆に馬にまたがるみたいにまたがろうとしたら、幅が広いから、
パンツを破れるんじゃないかと思うくらいのばしながら、なんとか和式トイレみたいにまたがって、用をたしました。
その後です。椅子みたいにすわってすることを知ったのは。
固定観念はこわいというか、世の中変わる時ってそういうもんやなって話です。
必ず学べることはある。
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt