昔、ある人に教えてもらった言葉です。
縁を信じて、縁に頼らず。
教えてもらった時、すごくいい言葉だなぁと思いました。未来、先はどうなるかはわかりません。取り組む問題がうまくいくかどうかもわかりません。だけど、
人生は問題解決の連続。取り組む問題を決めなければいけない。
生きていること自体が選択の連続です。
小さなことで言えば、朝起きることだって、選択です。7時に起きようとか、目覚ましはかけて鳴っているけど、もうちょっと寝てようとか、朝ご飯を何にするかとか、すべて自分の選択です。
でも、すべてを選択だと思って生きたら、たいへんです。それこそ気がくるってしまうかもしれません。
だから、人は本来、選択しているのだけれど、選択を迷わなくていいようにしないと生きられません。
習慣だとか、善悪だとか、何かを信じるとか。そうすることによって、考えずに選択し、スムーズに生活をおくることができます。
それでも、考えて選択しなければいけないことはたくさん残ります。そのとき、どうやって選択すればいいのか?
自分は運命論者です。
運命はあらかじめ決まっている。そう思っています。そう思わないと、納得できないことや奇跡に人生はあふれています。
だから、自分の身におこることはすべて運命、神様からの贈り物だと前向きにとらえて生きることにしています。
そんな奇跡、贈り物のなかの一つが縁です。
むかし、出会いについて書きました。世界の人口は70億人。だから、特定の誰かに出会う確率は70億分の1。そして、縁とは気があわないとできませんから、気があう確率が10人に1人として、
縁がうまれる確率は700億分の1
ということになります。
そうなると、誰かと縁ができたということは、人生において、その誰かと何かを成すという運命なのではないか?
そう思って縁があることは、縁を信じて、迷わず選択することにしています。
だけど、縁に頼らず。縁に頼ってはいけません。縁に頼ると、縁が切れるからです。
なぜか?
縁に頼って相手に寄りかかってしまうと、相手は自分を支えるために多かれ少なかれ押し返すことになるからです。
最初のうちはよくても、続くとだんだんとそれがつらくなります。そして、最後は離れるまで押し返すことになってしまう。
頼るのではなく、一緒に何かをするという感覚、縁に恩返しする感覚で、縁を信じて、一度できたご縁は大切につなげる。
そうすると、不思議なことに、ある日突然、その縁で何か新しいことにチャレンジできたり、仕事や人生がひろがったりすることがあるものです。
そんなときは、運命を感じて、すごくポジティブになれます。
つなげた縁は未来を開く道になります。
本当に人生って不思議です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt